Who likes not his business, his business likes not him.
「努力した者が成功するとは限らない。しかし、成功した者は必ず努力している。」
似たようなニュアンスの言葉はいっぱいありますが、これは有名な音楽家、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが残した名言と言われています。いいこと言いますね。
「成功者」というと物凄く偉大な人というイメージを持ちかねませんが、みなさんの周りにもある物事を自分よりも得意としている人っていますよね?
自分よりも歌が上手いとか、自分よりも運動ができるとか。
さて、自分よりも優れたものを持っているその「成功者」たちは、なぜあなたよりも優れているのでしょうか。
元々の素質、才能もありますね。もちろん人によってスタートラインは違います。
ただ、一番の理由は書いている内容からもわかる通り、努力をしたから成功しているのです。簡単な話ですね。
「自分でどんなに頑張っても上達しない。」なんて言葉もよく聞きます。アホか。
人間一人でできる努力なんてたかが知れています。しかも一人でできる努力なんて基本的に質の悪いものばかりです。自分でどんなに頑張っても上達しないなんて思ってる人は、確実に努力の仕方が悪いのです。
経験値が100ポイント貯まったらその物事についてレベルアップできるとしましょう。経験値が1ポイントのスライムを100体倒すのと、20ポイントのメタルスライムを5体倒すのだったら、後者の方が圧倒的に効率よくレベルを上げられることくらいはサルでも理解できます。
ならどうすればスライムじゃなくてメタルスライムを倒せるのか。
そう、メタルスライムがいる場所と倒し方を聞いて倒しに行けばいいのです。
「努力は嘘をつかない」とか、「努力は必ず報われる」なんて言葉もよく聞きますが、正しい努力の仕方をしないと彼らは簡単に嘘をつきますし報われません。
ようやく私たちの本分、よさこいに戻ります。
極論、個々人が勝手に自主練して本番だけ集まって踊っても演舞として成り立つんですよ。
なのになぜよさこいチームの多くは、チームごとに練習日と場所を決めて、集まって練習をするのでしょうか。
一番の理由は、「チームとしての演舞の質を最も効率的に上げられるから。」です。
集まって練習担当や振り担当がアドバイスをすれば、全員の努力の質を効率よく向上させることができるのです。
チームの中には本当にぶっちぎりの他を圧倒するような実力者がいない限り、自分よりも何かを得意としてる人がいて、その人とコミュニケーションをとる機会が頻繁にあります。
受け身で練習にいるだけではなかなか経験値は上がりません。
目の前にメタルスライムの居場所と倒し方を知ってる人がいるのに、その人が自分に教えに来てくれるまで何も聞かないなんて、めちゃくちゃもったいなくないですか?
このコロナ禍でなかなか頻繁にコミュニケーションを取りづらい時期です。
今一度、練習でいかに効率よく上達するか、どう努力を積み重ねていけばいいかを考えたいものですね。
ベートーヴェンの言う通り、努力をしたからといって必ず成功するとは限りませんが、今の自分よりも「成功者」に近づく確率は上げることができます。
Who likes not his business, his business likes not him.
好きこそものの上手なれ ですよ。
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